【川越市農業ふれあいセンター改修工事について】
- 真史 倉嶋
- 8月1日
- 読了時間: 2分

くらしま真史は、市議会で「川越市農業ふれあいセンター改修整備工事」について質疑を行いました。この施設は、伊佐沼周辺の自然や農業に触れられる場所として、市の総合戦略に位置づけられた「蔵inガルテン川越」プロジェクトの中心となる施設です。市民が農業に親しみを持ち、川越への愛着を深めること、そして交流人口を増やすことを目的としています。
当初は平成31年度にオープン予定でしたが、導入機能の検討や排水計画の変更などで事業が遅れました。市は、内容を精査した結果、プロジェクトの狙いや効果への大きな影響はないとしています。ただし、コロナ禍や社会情勢の変化には今後も注視しながら進める方針です。
今回の整備では、カフェやバーベキュー施設も新たに加わります。これらは民間の運営力が必要な部分であり、市は令和元年度にサウンディング型市場調査を実施。採算性や参入条件など、民間事業者の意見を設計に反映させました。
建物自体は平成元年度に新耐震基準で建てられており、耐震性は確保されています。しかし、雨漏りや外壁・内装の劣化が進んでおり、今回の工事で屋根・外壁の補修、防水工事、天井・床の張替えなどを実施します。これにより建物の長寿命化を図り、65年以上の使用を目指します。
入札については、資材・人件費の高騰を踏まえ、令和3年4月時点の単価で設計金額を積算。最低制限価格もその金額を基に設定しました。結果として3社が最低制限価格を下回る入札となりましたが、市は競争原理が働いた結果と考えています。
今回の改修は、施設を長く安心して使えるようにするための重要な工事です。農業ふれあいセンターが、市民の皆さまにとって農業や自然とふれあいながら交流できる場所として生まれ変わることを期待しています。
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